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JAEGER-LECOULTRE | ジャガー・ルクルト 2024新作 ジャガー・ルクルトが「デュオメトル・カンティエーム・ルネール」を新たに解釈したモデルを発表

JAEGER-LECOULTRE(ジャガー・ルクルト) 2024新作 ジャガー・ルクルトが「デュオメトル・カンティエーム・ルネール」を新たに解釈したモデルを発表

・ デュオメトル:計時精度への革新的なアプローチ
・ 初のステンレススチール製デュオメトルモデル - 新しいケースデザイン
・ 複数の装飾仕上げが際立つディープブルーのダイヤル


 画期的なデュオメトルのコンセプトをベースにした初のタイムピースであるデュオメトル クロノグラフが2007年に発表されて以来、このシステムは複数の複雑機構と組み合わされ、極めて正確な計時を特徴とする技術的に優れた時計として、その名を残してきました。2024年、ジャガー・ルクルトはデュオメトルタイムピースの新たな世代を発表しました。その中には、デュオメトル・カンティエーム・ルネール(ムーンフェイズ)を新たに解釈したモデルが含まれます。初のステンレススチール製デュオメトルモデルは、人目を引くブルーのダイヤルと新しいケースの組合せによって、タイムレスで特徴的なデザインがまさに現代的な雰囲気に仕上がっています。


完璧なエネルギー供給の確保

 2007年のデュオメトルの発明によって、ジャガー・ルクルトの技師や時計職人は、複雑な機械式時計の根本的な問題を解決しました。その問題とは、複雑機構が動作するために、香箱から輪列を経由して脱進機へ供給されるエネルギーを抜き取る必要があるという点です。これによって当然ながら恒常的な動力供給に影響を及ぼし、精度が損なわれます。

 創業当初からの創意工夫の証として、ジャガー・ルクルトの時計職人はすでに19世紀にこの問題の解決策を模索しており、1881年の懐中時計のキャリバー19/20RMSMIでは、香箱を2つ搭載しました。しかし、二重香箱のキャリバーではまだ問題の解決にはいたっていません。なぜなら、計時と複雑機構を動作させる輪列は共通であり、どちらの香箱もその輪列に動力を送るためです。

 しかし、そのキャリバーは、マニュファクチュールの21世紀の技師や時計職人に革新的なデュオメトルのコンセプトの出発点を与えました。デュオメトル システムは、1つの脱進機に接続されている2つの「流れ」、つまり、計時のための香箱と輪列、そして、複雑機構のための香箱と輪列に、動力供給を完全に分けることによって、複雑機構の動作の有無に関わらず絶対的に安定した動力供給を保証します。

 キャリバーの精度を強調する、デュオメトル・カンティエーム・ルネールのダイヤルの特徴的な要素は、6時位置のサブダイヤルで回り続けるフドロワイヤント針です。このフドロワイヤント針は、(60秒で1回転する「標準的な」秒針に対して)1秒間に6回「ジャンプ」して1回転するため、1/6秒単位で正確に計測することが可能です

JAEGER-LECOULTRE(ジャガー・ルクルト) 2024新作 ジャガー・ルクルトが「デュオメトル・カンティエーム・ルネール」を新たに解釈したモデルを発表

美しさへの精緻なアプローチ

 ジャガー・ルクルトにとって、精度の追求は正確な計時に限らず、デザインや仕上げの美しさを追求することも同様に重要です。デュオメトル・カンティエーム・ルネールのディープブルーのダイヤルに組み込まれた、逆ピラミッド型に配置された3つのサブダイヤルの対称的なレイアウトと非常に細く長い針は、すべてのデュオメトル モデルのシグネチャーです。3時位置のサブダイヤルは時刻を表示し、3時、6時、9時、12時位置にアラビア数字が植字されています。また、9時位置のサブダイヤルは、日付を針で表示し、青い空を背景に月相を表示します。フドロワイヤント針のサブダイヤルは、2つのサブダイヤルの下の6時位置に配されています。

 ダイヤルはいくつかのセクションで構成され、様々な仕上げが目を引くコントラストを生み出します。オパーリン仕上げのメインダイヤルは非常に柔らかな輝きで、装飾技巧による視覚的な奥行きが特徴です。ダイヤル下側のサンレイブラッシュ仕上げが洗練された雰囲気を加えます。このサンレイ模様を背景に弧を描くオパーリン仕上げの2つのパワーリザーブ表示が目を引きます。

 歴史的なタイムピースに採用されていたセクターダイヤルのデザインから着想を得て、それぞれのダイヤルを囲む幅広のリングにサンレイ仕上げが施されています。ダイヤルの周囲の凸曲面は、ダイヤルを保護するサファイアクリスタルガラスの輪郭にぴったり合わせられています。また、サブダイヤルは表面からわずかにくぼんでおり、奥行きのある印象を与えます。

 透明なサファイアクリスタルのケースバックから眺められるムーブメントの仕上げも、精緻に対するメゾンのアプローチの証明です。キャリバーの大部分に施されたオープンワークは、デザインおよび技術的な目的を兼ね備えており、時計職人は374個の部品をより簡単にセットし組み立てられ、また、機構内部を奥まで眺められるようになっています。

 ブリッジにはサンレイ仕上げのコート・ド・ジュネーブ装飾が施されており、ムーブメント全体の視覚的な統一感を生み出しています。この装飾は絶対的な精度が要求される技法です。なぜなら部品を一点一点装飾し、かつ、ムーブメントを組み立てたときに、調速機構の中心からキャリバーの端まで完璧な放射状のストライプ模様が描かれなければならないためです。

JAEGER-LECOULTRE(ジャガー・ルクルト) 2024新作 ジャガー・ルクルトが「デュオメトル・カンティエーム・ルネール」を新たに解釈したモデルを発表

新しいデュオメトルのケース:伝統から着想を得た現代的なエレガンス

 2024年に3つの新しいデュオメトルのモデルを発表するジャガー・ルクルトは、コレクションのために全く新しいケースをデザインしました。19世紀にジャガー・ルクルトが製造したサボネット懐中時計を現代的に解釈した丸みを帯びた輪郭は、魅力的な外観であると同時に非常に心地よい感触です(フランス語の「サボネット(savonette)」は文字通り、手のひらにすっぽりと収まり、丸みを帯びた小さな円形の石鹸を意味します)。凸状のクリスタルと優美な丸みを帯びたベゼルを備える新しいデュオメトルのケースは、この文字どおりの定義を非常によく表現しています。また、リューズも新たにデザインされ、操作を楽しめる丸みを帯びた深い刻み目が付いています。実際、シャープなラインはポリッシュ仕上げのラグのエッジだけです。

 快適な装着感の直径42.5mmのケースは、34個の部品で構成される複雑な構造です。ラグは一体型ではなく、ねじ込み式のため、複数の仕上げを施すことができます。ポリッシュ仕上げ、サテン仕上げ、マイクロブラスト加工の表面を組み合わせることによって、腕を動かすたびに光と影が魅力的に交錯します。

 デュオメトル・カンティエーム・ルネールを新たに解釈したモデルは、ブルーのダイヤルとステンレススチール製ケースによって、技術的に洗練されたタイムピースが非常に現代的な雰囲気に仕上がっています。このモデルは、高級時計の伝統に対する深い敬意に支えられた、ジャガー・ルクルトの精度へのあくなき追求と核心の精神を見事に体現しています。

Duometre Quantieme Lunaire
デュオメトル・カンティエーム・ルネール

Ref:Q604848J
ケース径:42.50mm
ケース厚:13.05mm
ケース素材:ステンレススチール
防水性:5気圧
ストラップ:ブルーアリゲーター、小さな鱗模様入り
ムーブメント:手巻、Cal.381(ジャガー・ルクルト製)、各香箱につき50時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒・日付表示、1/6秒針、ムーンフェイズ、2つのパワーリザーブ表示、ブルーオパーリンダイヤル
価格:6,556,000円(税込)

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※2024年4月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。

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