Cartier | カルティエ 2023新作 時代に合わせて大胆に進化した3つのアイコニックウォッチ。カルティエ「タンク アメリカン」「タンク フランセーズ」「タンク ルイ カルティエ」

「タンク」コレクション

　カルティエにとって、すべてはデザインから始まります。妥協のないシルエット、明確で無駄のないピュアなライン。「タンク」ウォッチはこれらを追求することで構成されています。こうしたデザインの精神は、常にその時代に存在感を示し、また未来にも刻み込まれていきます。刷新を続ける力は尽きることがありません。「タンク」は一つのファミリーであり、「タンク アメリカン」「タンク フランセーズ」「タンク ルイ カルティエ」がそこに名を連ねています。カルティエはこの3つのアイコニックなウォッチを、時代に合わせて大胆に進化させてきました。

タンク アメリカン

　1989年に発表された「タンク アメリカン」は「タンク サントレ」から着想を得て、ケースの湾曲が取り入れられました。また「タンク アメリカン」と同時に、カルティエが1910年に特許を出願したことでも有名なデプロワイヤントバックルに合わせて調節が可能なストラップも初公開されています。

　2023年、メゾンのクリエイションスタジオは、ラインをより強調し繊細さを引き出すことで、オリジナルデザインとその湾曲したフォルムの力強さを進化させました。洗練されたフォルムは、グラフィカルな文字盤や、ブレスレットの延長線上で完全に一体化したケースの縦枠によりいっそう強調されています。

「タンク アメリカン」には、薄くなったケースに適した新キャリバー 1899 MCが搭載されており、レザーストラップを合わせたゴールドとスティールのモデル、そしてピンクゴールドとダイヤモンドのプレシャスモデル、さらにはメタルブレスレットにホワイトゴールドとピンクゴールドを組み合わせ、ダイヤモンドをパヴェセッティングしたプレシャスモデルも展開されます。「タンク アメリカン」のために特別に設計されたこのブレスレットは、リンクにポリッシュ仕上げのファセットが施され、煌めきが増幅されています。

タンク フランセーズ

　1996年に発表された「タンク フランセーズ」は、ケースと一体化したメタルブレスレットが採用されました。そして2023年、この一体型メタルデザインのモデルが刷新され、再登場しました。ブレスレットはメゾンのデザイナーによってリンクが完璧に連結するように再構築され、人間工学に基づいた純粋な曲線を描き、あらゆる手首にフィットするようになりました。リューズはわずかに膨らんだ縦枠のデザインに合わせて嵌め込まれています。

　カルティエは、特徴的なシルエットのデザインを洗練させようと新たなアプローチを採用し、縦枠を引き立てる一列のダイヤモンドがあしらわれたスティールモデルを制作しました。ポリッシュ仕上げや文字盤のサンレイ加工は、カルティエが生み出したこのアイコニックなデザインに自然に調和しており、長寿命クォーツムーブメントが搭載されています。

タンク ルイ カルティエ

　1921年、ルイ・カルティエが「タンク ノルマル」と呼ばれる「タンク」ウォッチのオリジナルモデルに手を加え、より縦に長くなったケースの縦枠は細くなり、角が丸みを帯びたデザインに生まれ変わりました。これこそ「タンク LC」（LCはルイ・カルティエのイニシャル）です。

　そして2023年、ピュアなラインを大胆に解釈し、カラフルなバリエーションと独創的なモチーフが施された新作が誕生しました。

ゴールドのモチーフ
　カルティエのスタイルと切っても切り離せない幾何学模様とコントラストは、現在もなおクリエイションの対象となっており、今では動的な分野を探るまで進んでいます。「タンク ルイ カルティエ」から生まれたこの2種類の新しいモデルでは、イエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドのグラフィカルなモチーフを活かして反響や鏡面構造がもたせられています。これは、1970年代に光の効果で格子縞を描いた「レ マスト」の文字盤に捧げるオマージュです。アリゲーターストラップを合わせたイエローゴールドとピンクゴールドのモデルが展開され、どのモデルも手巻きメカニカルムーブメントのキャリバー1917 MCを搭載しています。

カラーバリエーション
　文字盤の全面にボルドーまたはグリーンのラッカーが施された「タンク ルイ カルティエ」は、時計製造における伝統的なコードから解き放たれ、シンプルなエレガンスが取り入れられています。ミニマリズムを重視したイエローゴールド製ウォッチの文字盤にはローマ数字もレイルウェイもなく、モノクロームカラーがアリゲーターストラップにマッチします。それぞれのモデルに手巻きメカニカルムーブメントのキャリバー 1917 MCが搭載されています。