World-Class Super Three-dimension Skeleton Watch |  盛岡に生まれ根を下ろした世界有数の機械式時計工房

盛岡に生まれ根を下ろした世界有数の機械式時計工房

  岩手県中部に位置する雫石町。豊かな自然に恵まれたこの地に、我が国で唯一の高級機械式時計の一貫生産工場(マニュファクチュール)である「雫石高級時計工房」がある。


  その母体となったのは1970年に設立された盛岡セイコー。同社はセイコー・グループに属する「SII(セイコーインスツル)」の時計部品製造工場として誕生し、1972年に機械式腕時計の製造を開始した。やがて1980年にクォーツ時計の製造が始まり、機械式時計の製造はこの時代に一旦、終了する。


  だが、1980年代の後半から機械式時計復活の機運が盛り上がり、1988年にはSIIにおいて機械式時計復活プロジェクトが始動。1991年には千葉県松戸市の高塚事業所で機械式時計の本格生産が再開され、2000年にその製造部門が盛岡に移転する。その設備を完全にリニューアルすることで、2004年9月、「雫石高級時計工房」が発足した。


  この工房は、盛岡セイコーにおける時計部品製造ラインを背景とし、そこに2006年に岩手県が創設した「いわて機械時計士技能評価」制度の認定する時計技能士、および盛岡セイコー社内で2003年に始まった「マイスター顕彰制度」が認める熟練時計師らによって国内唯一にして世界最高レベルの高精度・高品質な純粋な機械式時計の製造が行われている。


  そして、この工房において頂点モデルの製作を担当するのが、時計師の桜田守氏、そして彫金師の照井清氏なのである。