BASEL WORLD2013 ROLEX New Model | 2013年 ロレックス新作 オイスター パーペチュアル GMTマスターII 01

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OYSTER PERPETUAL GMT-MASTER II オイスター パーペチュアル GMTマスターII / Ref.:116710 BLNR / 価格:840,000円(税込)
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  第二次大戦後の1950年代、民間航空機による大量輸送時代を本格的に迎えた最中の1955年に「GMT マスター(GMT MASTER)」は誕生した。第2時間帯表示針と24時間スケールを時計に初めて搭載した当モデルは、輸送量と共に航空距離も延長したことで、複数のタイムゾーンを飛行するパイロット達に熱烈な支持を受けた。レッド&ブルーに色分けされた24時間ベゼルにより昼夜の区別も容易で、当時の世界最大手である米国パン・アメリカン航空の公式時計になるなど、GMTマスターは新たなロレックス伝説の担い手となった。

  1982年には時針の単独可動が可能となり、24時間ベゼルとの組み合わせで第3時間帯まで表示できる「オイスター パーペチュアル GMT マスターII(OYSTER PERPETUAL GMT-MASTER II)」が誕生する。エポックメイキングは2005年、新型ムーブメントCal.3186を搭載しベゼルをセラクロム製にしたケース径40mmの新世代モデルである。翌年にはロレゾール(ゴールドとステンレススティールのコンビ)、さらにその翌年にはステンレススティール(SS)・モデルが立て続けに発表された。

  今回のSSモデルによる新作は、セラクロムベゼル誕生来初のブルー&ブラックの2色の採用が最大の特徴。ブルー(昼間)とブラック(夜間)にベゼルを色分けすることで昼夜の区分を明確にしたという点は、パイロット達の支持を受けた55年の初代モデルを彷彿とさせる。その意味において、当新作は初代GMT マスターの血統を引き継ぐ正統派モデルといえよう。なお、ベゼルは傷が付きにくく耐蝕性に優れるセラクロム(セラミック製)、このほかパラクロム・ヘアスプリング搭載のムーブメントCal.3186等、スペックは2005年の発表当時の内容を継続している。




取材・文:田中克幸 Report&Text:Katsuyuki Tanaka
撮影:高橋和幸、江藤義典(PACO) Kazuyuki Takahashi、Yoshinori Et

※表記は2013年8月現在のものになります。


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