SIHH2011 VACHERON CONSTANTIN New Model | 2011年 ヴァシュロン・コンスタンタン新作情報

自社の歴史をひも解くことで、老舗ならではの時計を提案する

  ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)のブースは、入口正面が展示スペースになっている。このスペースは毎年テーマに合わせてディスプレイが変化する。

ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)

  2010年は「メティエダール」にて採用した蒔絵を紹介するために、日本から職人を呼び寄せて実演を行っていたが、2011年のテーマは“旅”。クルーズ船のポスターがディスプレイされ、豪華客船のサロンを思わせる重厚な空間の中で時計師が組み立て実演を行う。

  ヴァシュロン・コンスタンタンは、1755年の創業以来、世界中で時計を販売してきた実績がある。それ自体が“旅”であり、同社の歴史は“旅”なくしては語れないのだ。

  旅とヴァシュロン・コンスタンタンを結びつける要素は、時計にも存在する。

  実はヴァシュロン・コンスタンタンは世界で初めて「ワールドタイマー機構」を開発した時計メーカー。24時間リングと都市名が書かれたディスクを組み合わせることで、世界中の時間がひと目で分かるこの機構は、世界を旅してきたヴァシュロン・コンスタンタンらしい発想と言えるだろう。

  ワールドタイマー機構は1932年にルイ・コティエという時計職人によって考案された。現在では多くのメーカーで採用している機構だが、そのルーツはヴァシュロン・コンスタンタンが考案した、この「コティエ・システム」なのである。

  ヴァシュロン・コンスタンタンは歴史的遺産を、現代風に巧みにアレンジする技に長けている。2010年は薄型ムーブメントに挑戦してきた歴史を再認識させたが、2011年はワールドタイマー機構におけるパイオニアであることを、高らかに宣言し、「パトリモニー・トラディショナル・ワールドタイム」を発表した。

  誰もが知る定番機構だからこそ、元祖という言葉が格別の魅力になる。こればかりは、いくら勢いがある新興ブランドでであってもなし得ない、老舗ならではの特権である。



取材・文:篠田哲生 Report&Text:Tetsuo Shinoda
写真:堀内僚太郎(Storm) Photos:Ryotaro Horiuchi(Storm)

※表記は2011年2月現在のものになります。



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ヴァシュロン・コンスタンタン
〒102-0083 東京都千代田区麹町1-4 半蔵門ファーストビル
TEL: 0120-63-1755
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