自社製新型キャリバーの発表、新素材の導入、幻のヒストリカル・モデルの復刻など、2010年もまた、パネライ(PANERAI)はSIHHにおいて、あらゆる方向に向けてのモチベーションの高さを誇示した。
たとえば、自社製の"マニファトーラ"キャリバーでは、手巻き薄型のCal.P.999が登場。これをゴールド、スティール、チタンのケースにそれぞれ納めた「ラジオミール 42mm(Radiomir 42mm)」のラインがリリースされた。
また、「パネライ・コンポジション」なる新素材を用いたケースが登場し、「ラジオミール コンポジット マリーナミリターレ 8ジョルニ 47mm(Radiomir Composite Marina Militare 8 Giorni 47mm)」に採用。これは高い硬度と耐久性を兼備するだけでなく、これまでにない独特の質感が大きな特徴となっている。
また、ヒストリカルな側面での話題は、幻の試作品をリアルに復刻した「マーレ ノストゥルム52mm(Mare Nostrum 52mm)」の完成。一方、「ルミノール マリーナ 1950 3ジョルニ オートマティック 44mm(Luminor Marina 1950 3 Giorni Automatic 44mm)」では新しい文字盤を提示した。
そしてパネライでは、2010年から製品カテゴリーを下記の4つに整理した。過去の名品をルーツとする手巻きモデルの「ヒストリック」、自動巻きムーブメントを搭載し、現代的な要素を加えた「コンテンポラリー」、モノプルサンテ・クロノグラフやトゥールビヨンなどの「スペシャリティーズ」、これらの枠に収まりきらない特殊モデルで構成される「スペシャルエディション」である。
このように多彩な個性を持つパネライ。その戦略の確かさも特筆ものである。
取材・文:名畑政治 Report&Text:Masaharu Nabata
モデル写真:高橋和幸(PACO)Photos:Kazuyuki Takahashi(PACO)
ブース写真:堀内僚太郎(Storm) Photos:Ryotaro Horiuchi(Storm)
※表記は2010年2月現在のものになります。
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