ファーブル・ルーバ(FAVRE-LEUBA)

2008 BASEL & SIHH ファーブル・ルーバ(FAVRE-LEUBA)

 2008年1月から日本での取り扱いがスタートしたファーブル・ルーバ(FAVRE-LEUBA)。新興ブランドという訳ではなく、むしろ古くからの時計愛好家にとっては、耳馴染みのある時計メーカーだろう。世界で最も古く創業された時計ブランドのひとつであり、1970年代まで数々の機械式時計の名機を世に送り出していたからだ。例によってクオーツ・ショックの影響で一時は陰りをみせるものの、2003年に再び高級時計メゾンとして完全復活を遂げる。 また、新たな資料により、創業者アブラハム・ファーブルが1718年に時計製作を開始したことが判明。創業から290周年を迎える今年、往年のヒストリカルピースを蘇らせ、記念モデルとして発表した。



 1960年代にファーブル・ルーバが開発した、機械式水深計を備えた名機「バスィ」を、42年ぶりに復活させた。ケース裏蓋の側面に設けた窓の中に、ベリリウムと銅の合金でできた被膜を張ったパーツを設け、窓から侵入した水が圧力を加えることで、このパーツを通じて中央の赤いハンド(針)に力が伝わり、現在の水深を表示するメカニズムである。ケースには頑強なグレード5のチタニウムを採用。また、画像はフィート表記だが、メートル表記モデルでは45m、150m、300mの水深計を搭載したモデルが展開される予定。150mデプスケージ(水深計)のプロトタイプのテストでは、計器の誤差わずか0.18%という、精緻な数値を記録した。

モデル名:バスィV2 / Ref:10304.025.TI.011 / ケース径:46mm / ケース厚み:約18mm / ケース素材:チタニウム / 防水性:30気圧 / ストラップ:ラバー / ムーブメント:自動巻、自社製 Cal.FL305、毎時28,800振動、44時間パワーリザーブ / 仕様:日付表示、150ftデプスケージ(水深計)搭載モデル、回転式インナーベゼル / 予価:2,520,000円(税込) / 発売予定:2008年末

 1967年に、ファーブル・ルーバと、著名なエボーシュメーカーであったア・シールド(AS)社(現在はETA社と統合)、ジラール・ペルゴの3社で共同開発した、当時非常に革新的であったスイス初の10振動(毎時36,000振動)の自動巻ハイビートムーブメントが存在した。ファーブル・ルーバは、デッドストックで発見したこの秘蔵ムーブメントをチューニングし、現代的なフォルムのケースに収めて、ブランド創業290年を祝う記念モデルとして発表する。ムーブメントの数に限りがあるため、101本のリミテッド。文字盤は半スケルトン仕様になっており、この希少なムーブメントを正面からも眺められる。
※画像(ウラ面)のムーブメントは、自動巻のローターを外した状態で撮影。

モデル名:ASリミテッド / Ref:10305.021.ST.006 / ケース径:41mm / ケース素材:SS / 防水性:10気圧 / ストラップ:クロコダイル / ムーブメント:自動巻(1967年製オリジナルムーブメント)、毎時36,000振動、42時間パワーリザーブ / 仕様:世界限定101本 / 予価:1,575,000円(税込) / 発売予定:2008年 夏

 昨年発表の「マーキュリー・クロノグラフ」にチタン製のケースが仲間に加わり、ダイヤルの装いも新たに登場。前作は砂時計をかたどったブランドのシンボルをスモールセコンドの部分に配置していたが、今作ではごくシンプルなデザインに刷新した。グレード5の良質チタン製のボディには部分的にポリッシュ仕上げを施し、軽量なのも嬉しいポイントだ。なお、従来のモデルに採用されていた、誤動作を防ぐ独自のリュウズ“クラウン・ロッキングシステム”は、チタン素材では成型が不可能なため、こちらでは通常のスクリュー式リュウズが採用された。

モデル名:マーキュリー・エクストリーム / Ref:10301.020.TI.010 / ケース径:44mm / ケース厚み:約18.85mm / ケース素材:チタニウム / 防水性:30気圧 / ストラップ:ラバー / ムーブメント:自動巻、自社製Cal.FL301、毎時28,800振動、44時間パワーリザーブ / 仕様:クロノグラフ / 予価:1,890,000円(税込) / 発売予定:2008年 夏



取材・文:越知 絵里香  写真:板津 亮

※表記は2008年6月現在のものになります。

ファーブル・ルーバ についてのお問合せは…
株式会社ノーブル スタイリング
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷 3-59-4 クエストコート原宿401
TEL: 03-5775-1866



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