昨年創業40周年を迎えたクロノスイスはまだ歴史の浅いブランドですが、「レギュレーター」を世に広めるなど、ユニークな時計を多数発表しています。

今回はかつて制作されていた時計の中から「TORA」を紹介致します。

レギュレーター同様に、一見しただけでは時間を読み取るのに戸惑ってしまいますが、3時位置に時間、センターで分と秒、そして9時位置には第2時間帯(24時間表記)が表示されるようになっています。

「TORA」とはギリシャ語で「今」という意味で、考案した創業者の故ゲルト・ラング氏は「分と秒は世界のほとんどの地域で共通しているため、これらの針をセンターに置き、見やすくすることを優先した」と述べています。

時刻を示すダイヤルが２つ並列するという、他にはないユニークな表示で、センターの秒針もクロノグラフ秒針？と見間違ってしまいそうです。

「レギュレーター」であまりにも有名なクロノスイスですが、この「TORA」のように、独創的な時刻表示を持つ様々な時計を発表しています。

故ゲルト・ラング氏の豊かな発想力が生んだ、シンプルながら他とはちょっと違うユニークな時計です。

現在のクロノスイスは代名詞的な「レギュレーター」を中心に、手作業による仕上げはそのままに、モダンなスタイルに進化を遂げています。
ほとんどのモデルが世界限定わずか50本という、希少な時計の数々をぜひ店頭でご覧になってください。

※この「TORA」は既に生産終了しているモデルですので在庫はございません。あしからず御了承くださいませ。