今大会をシンボライズしたADポスター。なお、今回のオリンピック・ロゴは、先住民族イヌイットが道標としている石像"イヌクシュク"をモダンにアレンジした「イラナーク」を使用している。


今大会をシンボライズしたADポスター。なお、今回のオリンピック・ロゴは、先住民族イヌイットが道標としている石像"イヌクシュク"をモダンにアレンジした「イラナーク」を使用している。1932年、1/10秒まで計測できる30個のストップウォッチがロサンゼルスまで運ばれたその時、オリンピック「公式計時」の歴史は始まった。その歴史を拓き、全競技の計時・計測・管理・情報伝達という現代の統合システムを構築したのがオメガである。
「公式計時」とは、ひとつの時計会社が全競技記録の責任を担うこと。1932年の第10回ロサンゼルス大会の公式計時を担当して以来、オメガは2010年の第21回バンクーバー冬季大会で、実に24回目のオリンピック公式計時を担当することになる。
オメガのオリンピック計時史は、技術を中心としたハードとマンパワーのソフトの両面の精度を、可能な限り追求する開発の歴史でもある。1946年のスターターピストルと連動した写真判定カメラ「オメガタイマー」、1952年の第15回ヘルシンキ大会でクォーツ制御による1/100秒単位の記録を可能にした「オメガ・タイムレコーダー」、1961年には経過時間をTV画面に表示するシステム「オメガスコープ」。さらに最近では、2008年の第29回北京大会で実施された、仮想世界記録ラインを競泳プール上に描く「ヴァーチャル・ワールドレコード・ライン」や、マラソンなどで活用された位置測定システム「GPS」など、数えきれない程のシステムをオメガは開発してきた。そして現在、オメガは大会の全データ処理と管理の責務を担っている。
1932年より80年近い時を経て、今やオリンピック競技の全記録はリアルタイムで世界中に配信される。それも単一競技でなく、同時進行する複数の競技の記録や、過去のデータまで含めたすべてを世界中の人々が目にし、それが歴史として刻まれるのだ。公式計時の担当時計会社は、いわばオリンピック史を記録する歴史の証言者といっても過言ではない。そしてオメガは、その責務を果たす世界でも唯一の時計会社なのである。
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